
フクデ化学工業は受託蒸留のみを行っている、蒸留の専門会社です。ここでは、フクデ化学工業の受託蒸留サービスをピックアップ。対応可能な蒸留技術や設備、品質管理への対応などについてご紹介します。受託蒸留企業をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

フクデ化学工業の強みは、高段数・高真空・高加熱の設備で不純物をppm単位まで除去できる点です。アルカリ物質や酸性物質、危険物4類第1石油類を含む高引火性物質、高沸点物質、熱分解性物質、高融点物質、毒劇指定物、臭気物質、ハロゲン物質、シロキサン系物質、医薬関係物質などに対応が可能。化審法未登録の新規化学物質も蒸留することができます。
理論段数約70〜95段クラスの精密蒸留塔と、塔頂数Torrオーダーの高真空運転、さらに熱媒循環による~400℃前後の安定加熱を組み合わせることで、相対揮発度の小さい系でも分離能を確保します。高真空は実効沸点を低下させ、熱分解や副反応を抑えた低温蒸留を可能に。結果として、水分・低沸点/高沸点不純物・微量着色因子・金属由来微量成分まで段階的に追い込み、ppmレンジのクリーンアップを実現します。
強酸性物質にはグラスライニング(GL)塔、アルカリ・アミン系にはSUS系材質を選定し、内容物と設備材質の相互反応を抑制。パッキン・メカシール・ガスケットも物性に合わせて最適化することで、腐食生成物や可塑剤の混入を抑えた低バックグラウンド運転を実現します。臭気性・硫黄系に対しては、ベント系・凝縮系の二次封止や吸着処理を組み合わせ、周辺環境への影響も低減しています。
融点80℃前後の粗体や、常圧沸点が400℃級の高沸点物質は、導入部の昇温・保温・断熱で流動性を確保しつつ、塔内は高真空で実効沸点を引き下げます。熱分解性物質に対しては、短滞留のバッチ運転設定/再沸器のフィードバック制御/過熱域の回避により、熱履歴を最小化。これにより、結晶化・焦げ・重合などのトラブルを抑制します。
沸点差が数℃の異性体混合系は、高段数塔+リフラックス比の最適化で分離を達成。供給純度・回収率・エネルギー負荷の三点をバランスさせながら、目的異性体の高純度取得を狙います。必要に応じて、塔頂/塔底側のサイドドローや反応蒸留の適用で分離選択性を底上げします。
危険物4類第1石油類対応の防爆区画・接地・静電対策、毒劇物の密閉ハンドリング、F/Cl/Brなどハロゲン系の腐食・ガス発生対策、硫黄系の臭気対策(密閉搬送・凝縮・吸着)を実装。異常圧・温発生時のインターロックや排気の二次処理により、法令順守と安全性を担保します。
装置由来の金属溶出を抑えるために、配管・塔内の適正パッシベーション/洗浄手順を厳格化。必要に応じて酸・溶媒の多段洗浄→リンス→ブランク確認まで実施し、電材用途で求められるメタル分ppbレベルの到達を支援します。分析はGC(TCD/FID)・GC-MS/MS・KF・APHAほかで工程内確認を行い、規格適合を可視化します。
汎用設備ながら、品目切替時は医薬レベル以上の洗浄基準で残留リスクを管理。スワブ/リンスによる残留確認、ブランク蒸留でのベースライン評価まで実施し、次品目へのキャリーオーバーを抑制します。フェノール・アミン・硫黄系など残臭・残渣性の高い系でも、洗浄溶媒の多段切替や温調を組み合わせてクリーンリリース基準を満たします。
ラボ0.3L → パイロット → 実機15,000Lまでシームレスに展開可能。プロセスは物性推算(相平衡)+段効率推定+熱収支から条件設計し、スケールアップではホールドアップ・滞留時間・圧損の差異を補正。大容量・低コストが必要な案件には、専用連続塔の新設提案で数千t/年クラスにも対応します。
化審法未登録物質の試験蒸留や、工程途中の反応中間体の精製も相談可能。分離で不純物を先落としすることで、後工程の収率・色相・安定性を改善し、最終製品の高規格化に寄与します。中和・塩析・抽出・添加・脱水・イオン交換樹脂・濃度調整などの周辺操作もワンストップ対応です。
フクデ化学工業は、高段数・高真空・高加熱の蒸留設備を活かし、高融点・高沸点・熱分解性物質や毒劇物など難易度の高い化合物の蒸留を得意としています。ppmレベルの不純物除去が求められる精製や、化審法未登録の新規化学物質の試験蒸留を検討中の化学メーカーにおすすめです。
フクデ化学工業は、高段数・高真空・高加熱の設備を駆使した「ppmレベルの精密な不純物除去」や「難易度の高い化合物の精製」において、確かな実績と知見を持つ企業です。
一方で、受託蒸留の最適な依頼先は、解決したい課題が「純度の追求」なのか「コストの最適化」なのかといった目的によって異なります。もし貴社が求めているのが、高度な精密精製ではなく、コスト効率を重視した「使用済み溶剤の再生リサイクル」や、食品・化粧品原料に求められる「油脂の脱酸・脱臭処理」であるなら、それぞれの領域に特化した設備と工程管理ノウハウを持つパートナーを選ぶことが、プロジェクトを円滑に進めるポイントとなります。
受託蒸留の検討において重要なのは、自社が扱う素材の特性と、最終的な目的に対して最も相性の良い専門会社をマッチングさせることです。当メディアでは、各分野で独自の強みを発揮する受託会社を厳選して紹介しています。
医薬品・農薬・香料・液晶・電子材料・自動車などの分野で蒸留精製を行っている企業です。蒸留できる材料としては、アルコール類、グリコール類、フェノール類、ケトン類、カルボン酸系、アミン類、クロライド系、臭素系、フッ素系、硫黄系、シロキサン系、シラン系、エーテル系、過酸化物生成物質、芳香族化合物、加水分解物質、紫外線分解物質など幅広い材料と案件に対応した実績を持っています。
参照元:フクデ化学工業公式HP(https://www.fukude.com/business.html)
業種や扱う溶剤によって蒸留の目的や対象となる素材が異なるため、適切な蒸留方法を選ぶことが精度や純度に大きく影響します。
自社設備での蒸留や受託を行っている中で、「とある物質がなかなか除去しきれない」「これ以上純度を上げられない」といった課題を抱えているなら、蒸留を専門に手がける受託蒸留会社への依頼がおすすめです。まずは、必要な業種や溶剤ごとに、必要な蒸留方法について詳しく見てみましょう。
強酸性物質や特殊引火物・毒劇物・新規化学物質、残渣物が多く含まれている粗液などにも対応が可能。粗体が固まっている場合でも、融点80℃前後の物質なら対応することができます。
試験蒸留のみの依頼、フクデ化学工業内に専用蒸留塔を作った上での蒸留精製にも応えているので、詳しくは相談してみてください。
SUSバッチ式 蒸留塔 (大型釜/ 小型釜)、酸性向け蒸留塔 (GL)、SUS連続式蒸留塔、反応蒸留機、ラボ蒸留機などを多数保有。ラボ0.3L~実機15,000Lまで、あるいは理論段数95段、熱媒加熱方式など幅広い対応が可能です。
注目は、これらの設備が全て自社設計自社組み立てであること。配管の溶接、電気配線から計装、施工まで全てを社員が行い、より高純度、高品質な製品づくりのために日々改良を進めています。
GC(TCD,FID)やGC-MS/MS、TG-DTA(熱重量示差分析装置)、DSC(示差走査熱量測定)、KF水分計、APHA計などの各種分析装置を保有。品目を切り替える際には医薬レベル以上の洗浄を行うことで、品質を担保しています。
また、国際標準化機構(ISO)が定めた品質マネジメントシステムISO 9001:2015や、環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO 14001も取得しています。
参照元:フクデ化学工業公式HP(https://www.fukude.com/iso9001.html)
参照元:フクデ化学工業公式HP(https://www.fukude.com/iso14001.html)
蒸留精製の専門企業として実績豊富なフクデ化学工業。特に精密蒸留を得意としており、自社設計の蒸留設備で、高沸点・高融点・酸性物質などに幅広く対応しています。キャパシティとしては15KL・95段相当のバッチ釜ですが、専用釜を設計して要望に応えることも可能なので、大容量の受託企業をお探しの方はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
| 会社名 | フクデ化学工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県磐田市塩新田582-18 |
| 電話番号 | 0538-58-0318 |
| 公式URL | https://www.fukude.com/ |
蒸留対象となる材料の性質や求める純度・精度によって、必要な蒸留技術は異なります。そのため、原料の特性に合った設備やノウハウを持つ会社を選ぶことが、製品の品質・精度・純度の向上につながります。
ここでは、蒸留の目的や素材に応じて選べる、おすすめの受託会社を3社ピックアップしました。
中国精油が得意な蒸留精製
新菱が得意な蒸留精製
八代が得意な蒸留精製