
中国精油は、卓越した技術と長年培ったノウハウを強みとする「化学のプロフェッショナル集団」です。ここでは、中国精油の受託蒸留サービスをピックアップ。対応可能な蒸留技術や設備、品質管理への対応などについてご紹介します。受託蒸留企業をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

中国精油が得意とするのは、ずばり温度管理です。薄膜蒸留と精密蒸留の2種類の蒸留技術を持ち、熱に弱いあるいは熱に強い材料、熱によって分解や重合してしまうような化合物の蒸留精製ができます。
薄膜蒸留では、高真空・低温度・短時間の蒸留により、高反応物質や腐食性物質、熱変質性物質などの処理に対応。中でも、シリコーンやシランカップリング剤の蒸留精製で実績が多く、半導体や電子材料分野での受託を受けています。
精密蒸留では、高純度化、低水分化、低金属化など高い精度が求められる電子材料原料や医農薬中間体の分離、分割、精製を行っています。

中国精油は、アクリレート、メタクリレート、イソシアネート、ビニル化合物、液状エポキシなど、反応性・重合性の高い化合物の蒸留精製を得意としています。これらの化合物は加熱条件によって容易に自己重合や分解を起こすため、高度な制御技術が不可欠です。
同社では、高真空下での薄膜蒸留により化合物の沸点を低下させ、低温での精製を実現。これにより、分子構造を損なうことなく安定した蒸留が可能になります。また、伝熱面での滞留時間を数秒〜数分に抑える装置設計によって、熱履歴を最小限に制御。バッチ式では困難な反応性化合物の精製を安定的に行っています。
さらに、中国精油では重合禁止剤(インヒビター)の取扱い実績が豊富で、複数種の重合禁止剤を組み合わせた精製や、精製後への添加対応にも対応可能。これにより、用途に応じた重合抑制条件を設計し、反応性モノマー類の精製を安全かつ高効率に実施しています。

中国精油は、シリコーン中に含まれる低分子環状シロキサン(D3〜D20)の除去技術を確立しています。ジメチルシリコーンやフェニル変性、エポキシ変性、カルビノール変性、ビニル基含有シリコーンなど、多様な変性シリコーンオイルに対して精製実績を持ちます。
低分子環状シロキサンは高温下で再生成する傾向があり、従来は除去しても再発する課題がありました。中国精油では、独自の温度プロファイル制御技術と高真空制御システムを組み合わせることで、この再生成を抑制。蒸留過程での化学平衡を適切に制御し、高純度なシリコーンオイルの安定生産を可能にしました。
さらに、D3〜D20までを定量分析できる体制を整え、製品中の残存環状シロキサンを定量的に評価。半導体・電子部品用途におけるシリコーン材料の品質管理基準にも対応しています。
中国精油は、熱に弱い素材や熱によって重合してしまう素材など、温度変化に敏感な材料の蒸留を得意とする企業です。成分同士を弾いてしまうことから受託を敬遠されることのあるシリコーンなどの蒸留精製の実績があり、精密部品に使われる素材の蒸留にも長けています。
中国精油は、精密な温度管理や高真空技術を用いた「熱に敏感な素材」や「高純度が求められる電子材料」の蒸留において、確かな実績と知見を持つ企業です。
一方で、受託蒸留の最適な依頼先は、解決したい課題が「純度の追求」なのか「コストの最適化」なのかといった目的によって異なります。もし貴社が求めているのが、高度な精密精製ではなく、コスト効率を重視した「使用済み溶剤の再生リサイクル」や、食品・化粧品原料に求められる「油脂の脱酸・脱臭処理」であるなら、それぞれの領域に特化した設備と工程管理ノウハウを持つパートナーを選ぶことが、プロジェクトを円滑に進めるポイントとなります。
受託蒸留の検討において重要なのは、自社が扱う素材の特性と、最終的な目的に対して最も相性の良い専門会社をマッチングさせることです。当メディアでは、各分野で独自の強みを発揮する受託会社を厳選して紹介しています。
中国精油がシリコーンオイル中に含まれる低分子環状シロキサンの除去に取り組んだ事例では、D3〜D20までを定量分析できる体制を活かし、対象成分や求められる純度に応じて適切な蒸留条件を設計しました。
高温加熱によって再生成してしまう傾向がある低分子環状シロキサンに対して、中国精油ならではの温度管理技術を活用することで、再生成の抑制に成功しました。
中国精油では、薄膜蒸留を活用して半導体向け材料の低メタル化に取り組みました。
精製装置からの金属溶出を防ぐため、事前にELグレードメタノールや超純水を使用して繰り返し洗浄を実施。さらに、環境からのコンタミネーションをできるかぎり抑制した充填システムと、ICP-MSによる高精度な分析技術を組み合わせ、数十pptレベルの低メタル化を達成しました。
業種や扱う溶剤によって蒸留の目的や対象となる素材が異なるため、適切な蒸留方法を選ぶことが精度や純度に大きく影響します。
自社設備での蒸留や受託を行っている中で、「とある物質がなかなか除去しきれない」「これ以上純度を上げられない」といった課題を抱えているなら、蒸留を専門に手がける受託蒸留会社への依頼がおすすめです。まずは、必要な業種や溶剤ごとに、必要な蒸留方法について詳しく見てみましょう。
80段と50段の蒸留塔、2重管の留出ラインを備えた蒸留装置で、目的物の沸点と不純物の沸点が接近している原料や、目的物の融点が高い原料の分離も行っています。
また、高真空による低温蒸留を行う「薄膜蒸留」では、熱に不安定な物質や融点物質(MAX80℃までの化合物)、高沸点物質(常圧500℃)、粘度が高い物質(常温10,000mPa・s)など、さまざまな性質の化学物質に対応。大学教授を専門アドバイザーに迎え、試作段階から適切な蒸留条件を提案している点も特徴です。
岡山県に位置する水島工場では、5基のバッチ式蒸留装置と、蒸発面積や真空度、加熱温度が異なる5基の薄膜蒸留装置を備えています。特に注目は、理論段数80段と50段の蒸留塔。目的物と不純物の沸点が接近している場合でも効果的な分離が可能です。2025年1月には第7製造設備として連続蒸留塔が完成。年間2,400トンの処理を行えるようになりました。
試験機やパイロット機、実機までを豊富に保有し、ロット数・製造プロセスなどのニーズに柔軟に応えています。
参照元:OHK岡山放送(https://www.ohk.co.jp/data/26-20250123-00000012/pages/)
中国精油は、ガスクロマトグラフ(GC)や高速液体クロマトグラフ(HPLC)、ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)、示差走査熱量分析(DSC)、カールフィッシャー水分計、ICP-MS、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)などの分析機器を多数導入し、品質管理を行っています。
水島工場ではJQA-QM6351やJQA-EM7272を取得。認証取得に基づく品質管理体制を構築するとともに、地域環境に配慮した製造環境を整えています。
1941年の設立以来、時代に合わせたケミカルソリューションを提供してきた中国精油。受託蒸留では独自技術と充実の設備で、高沸点/低沸点、高融点、高真空、短時間制など幅広いニーズに応えています。
化学品の蒸留全般に対応していますが、中でも得意なのが高沸点物や高融点物の蒸留です。低分子シロキサンを含まないシリコーンの製造やフォトレジストの精製実績もあり、半導体や電子材料分野で注目を集めています。半導体・電子材料向けの高純度精製に対応できる企業をお探しの方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
| 会社名 | 中国精油株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県岡山市北区中山下2-1-77 |
| 電話番号 | 086-224-5771 |
| 公式URL | https://www.chusei-oil.com/ |
蒸留対象となる材料の性質や求める純度・精度によって、必要な蒸留技術は異なります。そのため、原料の特性に合った設備やノウハウを持つ会社を選ぶことが、製品の品質・精度・純度の向上につながります。
ここでは、蒸留の目的や素材に応じて選べる、おすすめの受託会社を3社ピックアップしました。
中国精油が得意な蒸留精製
新菱が得意な蒸留精製
八代が得意な蒸留精製