
八代は、油脂・油脂化学製品の高真空蒸留を行っている加工会社です。食用油脂や食品添加物、工業油脂まで幅広く対応。開発から試作、製造までトータルにサポートしています。ここでは、八代の受託蒸留サービスについてご紹介します。受託蒸留企業をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。


八代では、ワイプタイプ(FD)と遠心タイプ(MD)の薄膜蒸留装置を使用し、高真空域での蒸留精製を行っています。通常の蒸留より低温で処理できるため、バッチ式の単蒸留では困難な熱に弱い成分の分離が可能です。ワイプタイプでは分子量約400まで、遠心タイプでは分子量約700までの物質を蒸留できます。
流下膜式薄膜蒸留装置(Model:FEW 36-75)を使用し、最大270℃、1.33Pa(10⁻²Torr)の条件下で運転しています。蒸発面に形成された薄膜に熱を加え、滞留時間を短縮することで、熱分解や変質を抑えながら安定した連続処理を実現しています。処理能力は700kg/hです。
遠心式分子蒸留装置(Model:MS-1000)を使用し、最大300℃、0.13Pa(10⁻³Torr)の高真空下で蒸留を行います。遠心力で形成される薄膜により、分子間相互作用の影響を抑制。高分子量化合物や高沸点物質の精製にも対応可能で、処理速度は100kg/hです。
研究・開発段階の試作には、小型の遠心式分子蒸留装置(Model:MS-380)を使用しています。0.13Pa(10⁻³Torr)の高真空下で最大5kg/hを処理可能。20L程度の試験スケールで、実生産前の条件検証に対応しています。
薄膜蒸留は、滞留時間が短い連続式の蒸留装置であり、蒸発面の直近にコンデンサを配置して留出物を即時凝縮します。これにより、0.1Pa付近の高真空環境で効率的に蒸留が可能。7.4㎡規模の大型装置では、1日あたり約10トンの処理ができ、大量処理時のコストメリットも発揮します。
八代は、熱に弱い油脂や油脂化学製品の高真空薄膜蒸留を得意とする会社です。主に、食品・化粧品業界で、熱や酸化に弱い素材の精製や微量成分の分離が必要な企業におすすめ。少量試験から大量生産まで対応し、JFS-B適合工場による高水準の品質管理体制も整っています。
八代は、ワイプタイプと遠心タイプの装置を使い分ける高真空薄膜蒸留を用いた「油脂・油脂化学製品の脱酸・脱臭や、熱に弱い成分の精製」において、確かな実績と知見を持つ企業です。
一方で、受託蒸留の最適な依頼先は、解決したい課題が「食品・化粧品向けの品質向上」なのか「溶剤のリユース」なのかといった目的によって異なります。もし貴社が求めているのが、油脂関連の特殊な精製ではなく、電子材料等に向けた「精密な温度管理による高純度化」や、コスト効率を重視した「使用済み溶剤の再生リサイクル」であるなら、それぞれの領域に特化した設備と工程管理ノウハウを持つパートナーを選ぶことが、プロジェクトを円滑に進めるポイントとなります。
受託蒸留の検討において重要なのは、自社が扱う素材の特性と、最終的な目的に対して最も相性の良い専門会社をマッチングさせることです。当メディアでは、各分野で独自の強みを発揮する受託会社を厳選して紹介しています。
公式HPに事例はありませんでした。
業種や扱う溶剤によって蒸留の目的や対象となる素材が異なるため、適切な蒸留方法を選ぶことが精度や純度に大きく影響します。
自社設備での蒸留や受託を行っている中で、「とある物質がなかなか除去しきれない」「これ以上純度を上げられない」といった課題を抱えているなら、蒸留を専門に手がける受託蒸留会社への依頼がおすすめです。まずは、必要な業種や溶剤ごとに、必要な蒸留方法について詳しく見てみましょう。
蒸留についての課題を解決する、「ラボ機による薄膜蒸留依頼試験」を行っています。「蒸留中に蒸発してしまう」「もっと高精度に除去したい」「特定の成分だけを濃縮したい」「そもそも蒸留できるか知りたい」などさまざまな課題について、少量&低価格で検討することが可能。流下膜式薄膜蒸留装置(ラボスケール)を使用するため、対応容量は300g~1kg程度です。
大阪工場や伊賀工場、四日市工場、橋本工場と4つの工場を所有。バッチ式水蒸気蒸留装置や流下膜式蒸留機(FD)、遠心式分子蒸留機(MD)、遠心式分子蒸留機(MD)など多様な蒸留装置を備え、少量から大量生産まで幅広いニーズに応えています。
充填設備や粉砕装置、粉体混合装置などの設備も整っており、油脂・油脂化学製品の合成や分解、脱臭、脱色、精製、配合・混合、フレーク化まで行うことが可能です。
食品関連業界に特化した設備が整う橋本工場で、一般財団法人 食品安全マネジメント協会が定めるJFS-B22002383-00、JFS-B22002400-00を取得。規格適合の工場で、品質管理を徹底した製品づくりを行っています。
キャピラリーガスクロマトグラフやパックドガスクロマトグラフ、ガスクロマトグラフ質量分析装置、液体クロマトグラフ(UV-VIS検出器、示差屈折率検出器)、ICP発光分光分析装置など分析機器も充実しています。
参照元:八代公式HP(https://www.yashiro.co.jp/jfs/)
JFS-B規格適合の工場で、品質管理を徹底した蒸留を行っている八代。食用油脂や食品添加物、工業油脂などの油脂に特化し、流下膜式蒸留や遠心式蒸留機で高精度な蒸留精製を行っています。
「酸化を防ぎながら、高純度な原料を精製したい」「まずは試作から、製品の品質基準を満たせる精製方法を試したい」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
| 会社名 | 株式会社八代 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市平野区加美南5-5-17 |
| 電話番号 | 06-6531-9769 |
| 公式URL | https://www.yashiro.co.jp/ |
蒸留対象となる材料の性質や求める純度・精度によって、必要な蒸留技術は異なります。そのため、原料の特性に合った設備やノウハウを持つ会社を選ぶことが、製品の品質・精度・純度の向上につながります。
ここでは、蒸留の目的や素材に応じて選べる、おすすめの受託会社を3社ピックアップしました。
中国精油が得意な蒸留精製
新菱が得意な蒸留精製
八代が得意な蒸留精製